iPad Pro と Air はどちらを購入すれば良いか?比較してみました!

『どちらかを迷っている人は、まずはiPadの性能を見てみましょう!』
iPad Pro と iPad Air のどちらを買うか迷っている人は多いはず…
自分もサロンオープン時に買ったiPad Proのバッテリーがダメになって買い替えることになったんです。次に買うiPadをProかAirで非常に迷っていました。順当にいけば、同じProを買うのが当たり前なのですが…
余談ですが、7年前に買ったiPad Pro 11インチは9万位でした。12.9インチで12万位でした。それが今では円安などでお値段が大変なことに。だからお高いProよりも、少し価格が抑えられたAirがいいよね…と購入前までは思ていました。
とにかくどちらを購入するか迷っている人はひとまず両 iPad の性能を知って、どちらがより自分に向いているか比較検討していきましょう。
iPad Pro

- チップ:新モデルでは Apple M5 チップを搭載。3nmプロセスで設計され、旧世代(M4)から AI 処理・グラフィックス・メモリ帯域・ストレージ速度が大幅に向上しています。
- ディスプレイ:Ultra Retina XDR/OLED・ProMotion(120Hz)対応モデルあり。
- サイズバリエーション:11インチ/13インチといったラインナップ。
- その他:Wi-Fi 7、5G(セルラーモデル)対応、Thunderbolt/USB-Cなどプロ用途を意識した装備。
iPad Air

- チップ:最新モデルでは Apple M3 チップ搭載。8コアCPU・9コアGPUなどで、旧 M1 世代比でグラフィック性能や AI 処理が強化されています。
- ディスプレイ:Liquid Retina ディスプレイ。ProMotion(120Hz)には非対応。
- サイズ:11インチまたは13インチモデルあり。軽量化・携帯性を重視した仕様。
スペック比較表(2025年時点)
| 項目 | iPad Pro (M5) | iPad Air (M3) |
|---|---|---|
| チップ | Apple M5 (10コアGPU、AI/Neural Engine強化) | Apple M3 (9コアGPU含む) |
| グラフィック/AI処理 | 高い:3.5×AI性能向上、Ray Tracing対応など | 中〜高:従来比でグラフィック性能 約40%向上との公式発表あり |
| ディスプレイ | OLED Ultra Retina XDR/ProMotion 120Hz など最上位クラス | Liquid Retina/120Hz非対応。日常用途では十分な品質 |
| 価格スタート(日本) | 11インチ約 168,800円(税込)~ 13インチ約 218,800円(税込)〜 | 11インチ約 98,800円(税込)~ 13インチ約 128,800円(税込)〜 |
| 携帯性・軽さ | 11/13インチモデルあり。サイズ大きめ&高機能ゆえ携帯性や価格で妥協する場合あり? | 軽量&薄型設計。携帯性を重視したモデル構成あり。 |
価格スタートは、両モデルともにApple Storeの最低価格を表示しています。この比較表を改めて見るとProとAirの価格の差が物凄くあります。
買い替える当初は同じ iPad Pro を考えていたのですが、この価格差を見て iPad Pro を検討から除外しました。
『iPad Pro と Air の2025年現在詳細比較』
1) CPU / 処理性能

iPad Pro に搭載された M5 チップは、10コアGPU(Neural Accelerator内蔵)、強化されたNeural Engine、メモリ帯域の向上、ストレージ読み書き速度の高速化など、プロ用途に求められるスペックを大きく伸ばしています。 一方、iPad Air の M3 チップも、前世代と比べて CPU/GPU 性能はもちろん、AI処理を担う Neural Engine が60%高速化されたという公式発表があります。
そのため、「動画編集」「3Dモデリング」「複数アプリ横断作業」など高度な処理を行いたいなら Pro が有利です。逆に「写真編集程度」「ノートテイキング」「軽めのアプリ使用」なら Air の性能でも十分実用的です。
ベンチマーク実測値(CPU)
- iPad Pro(M5チップ搭載モデル): Geekbench 6 シングルコア 約 4,136点。
- 同 Pro モデル:マルチコア 約 15,577点。
- iPad Air(M3チップ搭載モデル): Geekbench 6 シングルコア 約 3,019点。
- Air(M3):マルチコア 約 11,605点(平均値)。
ベンチマーク表(更新版)
| 項目 | iPad Pro (M5) | iPad Air (M3) |
|---|---|---|
| シングルコア(Geekbench 6) | 約 4,136 点 | 約 3,019 点 |
| マルチコア(Geekbench 6) | 約 15,577 点 | 約 11,605 点 |
| 性能比(シングルコア基準) | 基準=100 | 約 73 |
| 性能比(マルチコア基準) | 基準=100 | 約 74 |
2)ディスプレイと視覚体験

Pro モデルでは OLED の Ultra Retina XDR/ProMotion 120Hz を採用し、色精度・応答速度・HDR 表現力ともに上位クラスです。
Air モデルは Liquid Retina ディスプレイを備え、日常利用や創作・観賞用途において十分なクオリティを確保していますが、ProMotion や最上位輝度/色精度では Pro に分があります。
ディスプレイ体験を重視するクリエイターやデザイナーにとっては、Pro の方が「違いを実感しやすい」ポイントになります。
3)カメラ・オーディオ

Pro は LiDAR センサーを有するモデルもあり、AR(拡張現実)用途や3Dスキャン・精密な測定用途でも強みがあります。最新モデルは高性能カメラと豊富なアクセサリに対応。
Air はカメラ・スピーカーともに十二分なクオリティですが、Pro のような最上位仕様/拡張性(外部ディスプレイ出力・Thunderbolt・プロ向けキーボード等)までは求めていない人には最適です。
4) 価格・コストパフォーマンス

価格面では、iPad Pro は明らかに高価格帯です。その分、高性能・プロ仕様の装備が揃っています。iPad Air は価格を抑えつつ高性能を提供しており、「コスト重視で性能も欲しい」という層に強くアピールします。なので日本国内での iPad Air の価格スタートは約98,800円からとなっています。
そのため、購入時には「5年後・10年後も使い続けるか」「どの用途で使うか」によって“高性能を今買うか”か“コスパを重視して使うか”の判断軸を明確にした方がいいと思います。
5)バッテリー比較と稼働時間

iPad ProとiPad Airのバッテリー持続時間はApple公式によると、iPad Pro・iPad Airのいずれも「Wi-Fiでのウェブ閲覧またはビデオ再生で最大10時間」の稼働が可能とされています。
| モデル | チップ | バッテリー持続時間(公称) | 実測平均(レビュー値) |
|---|---|---|---|
| iPad Pro(M5) | M5 | 最大10時間 | 約9時間前後 |
| iPad Air(M3) | M3 | 最大10時間 | 約8〜9時間 |
💡 ポイント
- 実使用では、画面輝度・アプリの種類・リフレッシュレート(ProMotionの有無)で差が出やすい。
- 特に120Hz対応のProでは、動画やブラウジング時に若干バッテリー消費が早くなる傾向があります。
充電速度の比較(実測レビューより)
実測レビューによると、iPad Proは「急速充電性能」が一歩リードしています。
下の表は、ChargerLABなど複数のレビューを元にした平均値です。
| モデル | 50%充電まで | 80%充電まで | 100%充電まで | 最大消費電力 |
|---|---|---|---|---|
| iPad Pro(M5想定/M4実測) | 約30分 | 約1時間 | 約2時間9分 | 約34W |
| iPad Air(M3) | 約45分 | 約1時間22分 | 約2時間16分 | 約31W |
「バッテリー持ちはほぼ同等、充電速度はProが有利」。
外出が多く、短時間で充電を済ませたいユーザーにはiPad Proが特におすすめです。
6) 将来性・携帯性

iPad Pro は「将来も利用できる頭打ちの少ない性能」を求めるユーザーに適しています。将来的にアプリがさらに重くなってもパフォーマンスに余裕がある可能性が高いです。
iPad Air は軽量化・薄型化・携帯性を重視し、日常使いや移動時利用が多い人に向いています。
ただし、モデルサイズ(11/13インチ)・重量・バッテリー持続時間・キーボード・持ち運びを含めた“使用環境”も選択時に重要なポイントです。
『購入するならこんな人におすすめのiPad』
iPad Pro をおすすめする人
- 動画編集・3Dモデリング・イラスト・高精度デザインなど、“重め”のクリエイティブ作業を日常的に行うプロ/準プロ。
- 外部ディスプレイ出力・Thunderbolt接続・キーボード+タブレットとして“ラップトップ代替”用途を考えている。
- ディスプレイの色精度・リフレッシュレート・HDR表現など“視覚体験”にこだわる。
- 価格が高くても「性能・将来性」を優先したい。
- MacBook代わりとして使いたい人。
iPad Air をおすすめする人
- 学生・ビジネスパーソンで、ノート・資料閲覧・軽めの編集・動画視聴などが主な用途。
- コストを抑えつつ「快適に使えるタブレット」を探している。
- 持ち運び・携帯性を重視。軽くて扱いやすいモデルを求めている。
- “プロ仕様”までの性能は不要だが近い快適さを求めたい。
『まとめ』

用途が明確で「将来も重めの作業をこなしたい」「プロ仕様の性能が必要」という場合は、iPad Pro を選ぶ価値があります。一方で、「毎日の学習・ビジネス用途」「コストを抑えつつ十分な性能が欲しい」「携帯性を重視したい」という方には、iPad Air が非常に魅力的な選択肢です。
ちなみに自分はiPad Pro 11インチ ストレージ512Gを買いました!
iPad Airを買いにきて、その横に置いてあったiPad Pro の画面の明るさ・文字や絵の見やすさを見てしまい一瞬で心奪われました。歳をとると画面が見にくくなってくるので、暗くてハッキリ見えないのはちょっと…(笑)
iPad Air とPro を並べて比べてみると直ぐに分かるのですが、Air は画面の明るさをMAXにしても画面全体がPro よりも暗くて見にくいんです。それに対してProはハッキリしっかりと画面が見えます。見にくいストレスより、お金をかけてでも良いので見やすいほうを優先しました。おかげで20万ほど飛んで行ったんですが…(涙)
高い買い物でしたが、使っていて色々ストレスが無いので大正解でした!
後、ストレージ容量は何をするかによって決めたほうがいいと思います。『通信環境が無くて本、漫画、映画を持ち運ぶ』なら最低でも512Gは欲しい所。これ以上のストレージがあるiPadであれば、どこでも移動映画館やどこでも本棚になります!
仕事などクラウド環境で保存するなら256Gで十分かと。クラウド、SSDやUSBメモリでもデータ・画像を保存できるので、そこまでの大容量のストレージはいらないでしょう。
このブログをご覧の皆様も「いつ・何に・どう使うか」を基準に、予算とのバランスを見ながら選んではいかがでしょうか?
高い買い物なので、後悔が無いようによ〜く考えて購入してください!
お金は大事です!!
PERCHA 孝






