料理初心者がYouTubeを見て、ぶり大根を作ってみた!

『和食の魚料理の定番といえばぶり大根でしょう!』
こんにちは!奈良西大寺でのんびり美容師をしている孝さんです。
今回のお題は、初心者が料理してみた第2弾です。
前回は和食の基本の一番出汁を取って煮豆(五目豆)を作りました。
今回はちょっとハードルを上げて魚料理に挑戦したいと思います!
魚料理といえば真っ先に思い浮かぶのはぶり大根!ぶりと大根の旬は冬、脂の乗ったぶりと大根を甘辛く炊き込む。寒い冬にピッタリな料理です。
それにブリなどの青魚には、最近よく耳にするDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸を多く含んでいます。
多価不飽和脂肪酸の働きは、
・悪玉コレステロール(LDL)を減らす
・血中の中性脂肪を下げる
・不整脈を予防する
・動脈硬化を防ぐ
・免疫機能の調整をする
・脳機能に影響を与える
などの様々な効果が期待されています!
その他のブリの栄養成分としては
・高タンパクな魚で、切り身200gあたり42.8g含まれています
・糖質の代謝を促すビタミンB1、脂質の代謝を促すビタミンB2、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどが含まれています
・貧血予防の鉄分、カルシウム、セレン、ビタミンB12などが含まれています
・コレステロールの代謝促進や肝機能強化が期待されるタウリンが含まれています
・スーパーでよく流れていた魚の歌でもお馴染みの、脳を活性化させ学習・記憶能力の向上に役立つとされているDHAやEPAが非常に多く含まれています
まさに栄養の宝石箱??
この効果をみていると、歳を重ねるごとに青魚をよく食べないといけないなとひしひしと感じます。
では、早速YouTubeを参考にしてブリ大根を作っていきましょう!
参考にしたYouTubeは最後に貼り付けておきますのでぜひご覧になってみてください!
まずはぶりと大根の下準備をします。

今回はぶりのあらではなく切り身を使って4人前を作っていきます。
用意するものは、
・ブリの切り身
・大根
・水
・酒
・砂糖
・みりん
・濃口醤油
・生姜スライス
・針生姜お好みで
大根は3㎝幅でカットして、大根の皮を厚めに剥きます。皮付近にはエグ味と硬い繊維があるので取り除く為に厚く剥きます。大根の皮はもったいないので、後できんぴらにして食べました。
大根の両面の角を取って、両面に十文字に隠し包丁を入れます。角を取るのは煮崩れしにくいようにするのと、隠し包丁は味が染みやすくするように入れます。
ぶりは塩を両面に振って少し時間を置きます。そうする事によって魚から余計な臭みなどが出てきます。自分は冷蔵庫で30分程寝かしました。
塩の加減ですがそこそこ振っても大丈夫です。後にぶりを霜降りして塩分と臭みを取り除くので。
生姜を薄くスライスしたものを5枚。これはぶりを炊くときに臭み抜きとして使います。
それ以外に、スライスした生姜をさらに細く切って水に10分程浸してカラミをある程度抜き、その後に水を切ります。これが、ぶり大根の上に薬味として乗せる針生姜です。
これで下準備は出来ましたので、次の工程へ。
大根の下茹でと、ぶりの霜降りをする。

下準備が終わったところで、次は大根の下茹でとぶりの霜降りをしていきます。
大根の下茹では、鍋に水を入れてそこに処理した大根を入れます。この時、必ず水の状態から大根を入れます。
根菜類を煮る時は水から下茹でするのが鉄則みたいです。あと米の研ぎ汁を入れて下茹ですると、大根の臭みをとると言われています。無ければお米を少し入れて下茹でしても良いです。
鍋を強火にかけ、沸騰して5分のちに火を止めて大根を水洗いします。この時に大根は硬くても大丈夫です。
次はぶりを霜降りして、先ほどかけた塩や取りきれなかった臭みを飛ばしていきます。
お水を沸騰させ火を止めます。そこにぶりの切り身をそっと10秒ほど入れたら引き上げ、あらかじめ用意していた氷水に浸します。
切り身なので血合いなどはありませんが、あらを使う場合に血合いがあればこの時に綺麗に洗い流しておきます。そうする事によって生臭さが取り除かれます。
氷水からぶりを引き上げ、クッキングペーパーなどで余分な水気を取っておいてください。
これでブリと大根の下準備が終わりです。
鍋に大根、ぶり、調味料を入れて炊いていきます

下準備が全て終わりましたので、ぶりと大根を炊き込んでいきます。
まずは鍋に水を500ml、日本酒200mlと昆布を5g入れ強火にかかます。沸騰直前で昆布を取り出し、沸騰したらそこに大根を入れます。料理酒ではなく日本酒なのがミソ!
砂糖30gとみりん60mlを入れ、落とし蓋をして20分ほど炊いていきます。落とし蓋が無ければ、アルミホイルの真ん中に穴を開けてぶりの上にのせて落とし蓋がわりにしても大丈夫です。
砂糖を30gと書きましたが、youtubeでは60gを入れていました。みりんと砂糖の量が多いと感じたので自分判断で砂糖を少し減らしたのですが、結果は後ほど…
20分経ったら、ぶりと濃口醤油60mlとスライスした生姜を入れ、落とし蓋をしてさらに10分ほど炊いていきます。
10分後に鍋をみた時に上の写真のように煮汁がまだサラサラしていたので、もう少し炊いて煮汁を減らしました。あまり炊き込むとぶりの身が固くなるので、ここでぶりと大根引き上げます。
残った煮汁を煮詰めて少しとろみがついたら火を止めます。
で、全てのぶり大根の工程は終了です。
ここから一度ぶり大根を冷まして味を染み込ませます。
京都の菊乃井 村田さんも料理は冷めた時に味が染み込むと言ってます。なので炊きものや煮物は一度冷ましたほうが味が染みて美味しいそうです!
食べる直前に温め直し、後はお皿にブリと大根を盛り付けて煮汁をかけ、お好みで針生姜を上に乗せて完成です!
初心者がぶり大根を作った感想とまとめ

今回初魚料理ということでの感想は、思ったほど難しくないです。
最近のスーパーは、切り身にして売ってくれるので自分で魚を捌く必要がないのと、野菜などを切る工程が少ないのでゆっくりと確実にすれば難しくないかと。自分で魚を捌く事から始めたら難しいですが…
霜降りも丁寧にすれば何ら問題は無く、大根とぶりを炊き込むのも鍋に決められた量の調味料を入れて火にかけるだけ。落とし蓋もアルミホイルで代用できますし、炊き込む時間と煮汁の量に気をつければ特にする事はありません。
逆に難しいのは味付け。
これは人それぞれ好みが分かれるので、これでいいという基準が難しい。
今回甘くなりそうだったので砂糖を減らしましたが、出来上がりを食べた時にもっと甘みが欲しいと思いました。砂糖を減らしたの失敗です…
家庭の味付けは、少し甘みが強ういほうがぶり大根がより美味しく感じてご飯が進むかと。
そこまで料理作ってませんが、いろんなyoutubeを見る限り和食は基本、酒、みりん、醤油、砂糖があれば事足りるので味付けはシンプルです。
で、その中でも甘みが一番重要かと。今までは塩味が一番重要かと思いましたが、和食の基本は甘みのような気がします。だからみりんが和食のほとんどの料理に使われているのかと。
過度の甘みは必要ないですが、甘みで旨さが決まると思います。
一度作ってみてその味を基準に、ご自分の好みの味に仕上げてみてください!
あと料理を盛り付けるお皿も重要かと!家にお皿がなのでぶり大根がインスタ映えしません!!
思い切って陶芸展にてお皿を爆買い…しませんけど(笑)
ご飯にも、日本酒にも、ビールにも合う冬が旬のぶり大根!皆様もぜひ一度ご自分の好みの味で作ってみてください!
下は参考にさせてもらったyoutubeです↓
前回作った一番出汁と煮豆(五目豆)のブログ↓
PERCHA 孝