【宇治茶とロードバイクの聖地】京都・和束町の絶景茶畑を巡るサイクリング旅!おすすめカフェ&四季の歴史ロマン

こんにちは。奈良西大寺でのんびり美容師をしている孝さんです。元ロードバイクを愛していたサイクリストでもあります(笑)。

今日ご紹介したいのは、自分が何度も通っては茶畑の風景に心を奪われている大好きな町、**京都府和束町(わづかちょう)**です。

茶源郷・和束と言えば、聞いたことがある人も多いはず。それもそのはず、京都宇治茶の約半分を担うほどのお茶の一大生産地なんです。そしてロードバイクの聖地?と言われるぐらい、ロードバイクで走っている人が多い町でもあります。和束町から湯船、信楽、滋賀、三重へと続く道があり、サイクリストの間でも非常に人気の高いエリアなんです。

車やロードバイクで国道163号線から上がっていけば、山々に壮大な茶畑が広がる幻想的な風景に出会えるはず!新緑の季節になると、茶畑の緑がとても綺麗なんです。和束では、こんな素敵な景色を見ながらお茶をいただくことができます。

京都宇治茶の約半分を担う「茶源郷」!緑輝く和束町(わづかちょう)とは?

京都和束町の山の斜面に茶畑が広がっている様子

山々に広がる幻想的な風景!日本遺産にも選ばれた絶景の茶畑

和束町の茶畑景観は、実はただの「綺麗な景色」ではありません。平成20年(2008年)に京都府の景観資産登録第1号に指定され、平成25年(2013年)には「日本で最も美しい村」連合に加盟。そして平成27年(2015年)には、京都府南部の茶文化を伝える「日本茶800年の歴史散歩」として文化庁の「日本遺産」に正式認定されているんです。れっきとした国のお墨付き絶景なんですよ。

中でも一番の名所として知られているのが「石寺の茶畑」。小高い山の全てが茶畑になっていて、空に向かって続いていくような大パノラマの迫力ある景観が楽しめます。あまりの人気ぶりに観光客が増えたことを受けて、最近では展望施設や駐車場(29台分)も新しく整備されたそう。安心して絶景を楽しめる環境がどんどん良くなっているのも嬉しいポイントです。

他にも「白栖・撰原(松尾)の茶畑」「釜塚の茶畑」、円形の茶園が印象的な「原山の茶畑」など、和束町には見どころとなる茶畑がいくつも点在しています。写真好きの方は、ぜひ全部制覇してみてください。

電車でのんびり行きたい方へ!和束町への公共交通アクセス

JR加茂駅の駅舎とその前にバス停がある

「ロードバイクや車はないけど、和束町に行ってみたい!」という方のために、電車でのアクセス方法も簡単にまとめておきます。

最寄り駅はJR加茂駅(JR大和路線・関西本線)です。奈良にお住まいの方なら、JR奈良駅から大和路線に乗ればそのまま到着できるので便利です。

加茂駅からは、西口より**奈良交通バス「和束町小杉行き」**に乗車し、約15分。「和束河原」で下車すれば、徒歩1分ほどで町の中心部です。

一点だけ注意してほしいのが、このバスは1時間に1本程度しか運行していないということ。事前に時刻表をチェックしておかないと、まさかの「残念無念」な待ちぼうけになってしまうので、余裕を持ったプランニングをおすすめします。

クライマー必見!ロードバイクで挑む和束町への爽快・激坂ルート

さて、ここからは僕が元サイクリストとして特にこだわりたい、ロードバイクでのアクセスについて語らせてください。

① 国道163号線ルート:壮大な茶畑をのんびり眺めるメインストリート

和束町への道は163号線がメインルート。車でもロードバイクでも走りやすく、上っていく途中でどんどん視界に飛び込んでくる茶畑の風景に、何度来ても感動させられます。のんびり景色を楽しみながら走りたい方には、まずこちらのルートがおすすめです。

② 井手町・大正池ルート:キャンプ場を抜けた激坂の先にある「ご褒美の絶景」

和束町を望む山の頂をロードバイクで行った様子

和束町への道は163号線だけではなく、24号線沿いの井手町からも上ってくることができます。この道の途中には大正池があって、キャンプなども楽しめます。そしてロードバイクのクライマーのコースとしても有名なんです。

正直に言います。このルート、めちゃくちゃしんどいです(笑)。 平均勾配は約10.9%というデータもあるほどの本格的なヒルクライムコースで、最後の林道の勾配は特にハード。しかも道も車一台通れるぐらい狭いので、集中力も体力も削られます。

でも、そこを過ぎるとご褒美が待っているんです。見てください、この絶景を。広がる山々とお茶畑。しんどかった分、この素敵な景色に本当に癒されます。ロードバイク乗りなら、一度は挑戦してみてほしいコースです。

車での大正池コースはおすすめしません。 下りも急坂で道が狭いので、ジムニーなどの四駆の軽自動車なら大丈夫ですが、普通車だと少し怖い思いをするかもしれません。

激坂を下った先にある和束町の茶畑

茶畑に囲まれた坂を下っていくと、いよいよ和束町に入っていきます。坂を下りきってT字路左に曲がり、そのまま道なりに。大通りに出る手前の方に和束茶カフェがあります。

サイクリストのオアシス!和束町で絶対に立ち寄りたい絶景お茶カフェ

お茶とお土産、休憩にぴったりな「和束茶カフェ」とローソン

国道から眺める和束町の茶畑

和束茶カフェでは、和束名産のお茶とケーキをいただくことができます。営業時間は月〜土10時〜17時、日曜は9時〜17時で年中無休(年末年始を除く)。しかも、電動アシスト付きのレンタサイクルも用意されているので、坂の多い和束町内も快適に走れると評判です。「ロードバイクは持ってきていないけど、町内を自転車で回りたい」という方にもぴったりですね。

ここは163号線から上がってきたメイン通り沿い。お茶畑がええ味を出しているんです。フォトジェニックっていうか…(笑)

ローソンもあるので、ロードバイクの休憩にはもってこい。補給食を調達するのにも助かります。

以前は、この先にある抹茶ソフトクリームを目指していつも走っていました。和束出身の同期から教えてもらった「中尾園」の抹茶ソフト。お茶の産地だけあって、濃厚な抹茶の味が本当に美味しかったんです。黄金の稲穂を眺めながら食べるあの一杯は最高の贅沢でした。

今は閉店した中尾園の抹茶ソフトクリーム

……が、現在は閉店してしまっています。残念無念!! あの景色とあの味、また食べたかったなあ。

その代わりに教えてもらったカフェがあります。

茶畑を一望するテラス席が最高!「dan dan cafe」の濃厚抹茶ジェラート

『dan dan cafe(ダンダンカフェ)』です。ここの抹茶ジェラートが美味しいと評判で、石寺の茶畑を眺めながらランチやお抹茶スイーツがいただける、ちょっと贅沢なカフェとして観光客からも地元の方からも高い支持を得ているそう。和束にお立ち寄りの際は、ぜひチェックしてみてください!ここからのお茶畑の眺めも最高なんだとか。また和束町に行った時に、写真を撮ってきますね!お楽しみに!

お茶だけじゃない!和束町の豊かな自然が織りなす「四季の絶景」と歴史ロマン

和束町の魅力はお茶だけではありません。四季折々の見どころもたくさんあるんです。

春】和束川の桜並木と、後醍醐天皇の一夜の伝説が残る「祝橋」

和束川の両側には満開となった桜がある様子

まずは春から。和束川の両側に広がる桜並木は、ボリュームもたっぷりで存分に楽しめます。

そして、ここにかかる橋が「祝橋」です。この祝橋には古い歴史があり、鎌倉時代まで遡ります。

祝橋と桜並木道

鎌倉時代末、後醍醐天皇は鎌倉幕府を倒すべく挙兵し、奈良の東大寺を経て、一時、和束の地に臨幸されたといわれています。「祝橋」は、和束から急いで笠置山に移られる天皇一行のために、和束の人たちが一夜で架けたものと伝えられており、天皇がのちに命名されたものです(和束町活性化センターHPより引用)。

以前ご紹介した際(上の写真)は架け替え工事前だったのですが、工事はすでに完了し、新しく生まれ変わった祝橋が2023年12月に開通しています。 新しい橋は長さ約46メートル、幅は旧橋の3倍となる約7メートルに拡張され、歩道と車道もしっかり分離。歴史ロマンを感じながらも、より安心して桜並木を楽しめるようになりました。

【夏〜秋】スカッとした青空に映える黄金の稲穂

和束町の黄金に輝く稲穂の眺め

夏から秋にかけては、黄金に輝く稲穂が一面に広がります。空もスカッと青いので、見ているだけで気持ちがいいんです。

先ほどお伝えした通り、この景色を眺めながら抹茶ソフトを味わえた中尾園はもう閉店してしまいましたが、この時期に和束町を訪れると、茶畑とはまた違う、黄金色に輝く里山の風景に出会えます。これもまた、和束町の四季を感じる贅沢な瞬間です。

【晩秋】天平時代の歴史を紡ぐ「正法寺」の静寂な紅葉と銀杏の絨毯

和束町の紅葉と石段の前にロードバイクが置いてある様子

もう少し季節が過ぎると、紅葉の季節がやってきます。和束町にある「正法寺(しょうほうじ)」は、なんと天平年間(729〜749年)に、東大寺を建立したことで知られる聖武天皇の第二皇子・安積親王の菩提を弔うため、僧・行基によって建立されたと伝わる由緒あるお寺です。創建当初は大寺だったとも伝えられますが、中世の兵火によって荒廃。その後、江戸時代に山麓の現在地に移設して再建されました。

正法寺の石段と紅葉

ここは紅葉が本当に綺麗なんです。京都の有名な寺院に比べると訪れる人も少ないので、静かに紅葉を楽しむことができます。階段を登っていくと、何とも言えない情緒があるんですよね。

正法寺の銀杏の葉の絨毯

境内と手前の階段は、一面銀杏の絨毯!これも非常に綺麗でした。紅葉やイチョウ越しに茶畑を眺められるのも、お茶どころ和束町ならではの贅沢な景色です。

まだまだ和束町の魅力はたくさんあります!

まとめ:一度は訪れたいお茶の郷、和束町で心も身体もリフレッシュ!

和束町で和束茶の缶を持っている様子

どうでしたか、和束町?

ほんのちょっとしか情報を出せませんでしたが、まだまだ魅力はたくさんありますので、ぜひ一度お茶を買いにぶらっとお越しください。ロードバイクで汗を流すもよし、車や電車でのんびり茶畑を眺めに行くもよし。どんな形でも、和束町はきっとあなたを癒してくれるはずです。

では「わづか茶」をいただきながら、さよう奈良〜も来てね(笑)

PERCHA 孝

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