【奈良】女性に人気の日本酒「篠峯」と「大倉」西大寺の酒屋で発見

奈良の地酒『篠峯』と『大倉』が台の上に置いてある様子

こんにちは。奈良西大寺でのんびり美容師をしている孝さんです。

最近の奈良は、自家焙煎のコーヒー屋さんや個性派のパン屋さんが次々オープンして、グルメな街としてじわじわ注目を集めています。そして僕が個人的に、それと肩を並べるくらい熱いと思っているジャンルがあります。日本酒です。

奈良って、実はものすごい「日本酒の聖地」だってご存知でしたか? 奈良市にある正暦寺(しょうりゃくじ)は、室町時代に「菩提酛(ぼだいもと)」という酒母づくりの技術を確立した、現代の清酒の原型が生まれた場所。今の日本酒づくりの基礎はここから始まったと言われていて、奈良県自身も「奈良の酒はうま酒」と胸を張るほど、この土地のお酒には伝統と実力が詰まっています。

そして面白いのが、その「うま酒」の系譜を継ぐ今どきの奈良の地酒には、白ワインのようにジューシーで、キリッと爽やかな「酸」を効かせたモダンな味わいのものがすごく多いということ。だから日本酒があまり得意じゃなかった女性や若い世代にも、するっと入っていきやすいんです。

今回はそんな奈良の実力派銘柄の中から、僕が個人的に大好きな2本「篠峯(しのみね)」と「大倉(おおくら)」をご紹介します。しかも、この2本は西大寺エリアの地酒専門店の女将さんに「こんな酒が飲みたい」と直接相談して選んでもらった、地域密着のお墨付き。奈良のお酒で、今夜はちょっと贅沢な晩酌をしませんか?

とろける甘さと爽快なキレ|千代酒造「篠峯 押槽 無濾過生原酒」

葛城山の麓、御所市(ごせし)にある千代酒造が醸す「篠峯」。「売り急がなくていいお酒を」というコンセプトのもと2000年に生まれたブランドで、雄町や山田錦、愛山といった昔ながらの酒米に信頼を置き、熟成させるほどに味わいが深まる酒質を大切に造られています。かつて全国新酒鑑評会で9年連続金賞を受賞したこともある、実力も折り紙つきの蔵です。

今回いただいたのは「押槽(おしふね)」というタイプ。日本酒を搾る工程の後半部分だけを集めた、旨味がぎゅっと凝縮された、いわば”いいとこ取り”の搾り方です。北海道生まれの酒造好適米「北雫(きたしずく)」を使ったバージョンも人気で、開けたては一本ピリッと筋の通ったキレが立ち、数日置くとフルーティーな酸味と甘みがふわっと広がってくる……という、2段階で表情が変わる楽しさがあります。アルコール度数は17度前後としっかりめですが、辛口好きなら開けてすぐ、フルーティーさを楽しみたいなら少し寝かせてから。同じ1本で2つの飲み方を楽しめるなんて、ちょっと得した気分になりませんか?

女性のお客様にお出しすると「日本酒ってこんなにフルーティーなんだ!」と驚かれることが多い、まさに”奈良のうま酒”を体現する1本です。

※この「押槽」も毎年造られる季節限定の生原酒。使用米や味わいは醸造年度によって少しずつ変わるので、最新の入荷状況はぜひ取扱店で確認してみてください。

篠峯【大和の地酒】 純米生原酒 押槽無濾過 720mL 千代酒造
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篠峯

米の旨みと酸がガツンと来る|大倉本家「大倉 特別純米 オオセト60 中取り 無濾過生原酒」

「日本酒好きなお客様に教えてもらって、すっかりハマってしまった」というのが正直な出会いでした。香芝市(かしばし)にある大倉本家は、明治29年(1896年)創業の老舗。一度は蔵を休業していた時期もありましたが、横浜で会社員をしていた4代目蔵元・大倉隆彦さんが、病に倒れたお父様を説得して家業に戻り、酒造りを再開させたという熱いドラマを持つ蔵です。「サンライズのような、明るい酸のあるお酒を」という蔵元さんの言葉どおり、自家栽培のヒノヒカリを使い、代々受け継がれる「山廃(やまはい)仕込み」で、力強く個性的な酒を醸し続けています。

今回いただいたのは、そんな大倉本家の看板米「オオセト」(香川県産、精米歩合60%)を、あえて軽やかな酒質に仕上がる速醸(そくじょう)で醸したシリーズの「中取り」。搾りの中盤部分だけを集めた、雑味が少なくバランスの取れた無濾過生原酒です。大倉らしい、米のジューシーな旨味とガツンとくる力強い酸はしっかり感じられます。アルコール度数は17度前後としっかりめ。新酒の時期は少しツンと尖った印象があるかもしれませんが、少し時間を置くだけで角が取れ、極上の深みへと化けていきます。蔵元さん自身が「記録より記憶に残る酒」と語る通り、一度飲んだら忘れられないインパクトがあって、日本酒通や「日本酒女子」がドはまりするのも納得の味わいです。

※この「オオセト60 中取り」は数量限定の季節商品で、毎年少しずつ表情が変わります。もし訪れたタイミングで売り切れていたら、加熱処理をして通年安定して手に入る「オオセト60 瓶燗火入れ」が大倉シリーズの定番として親しまれているので、そちらもぜひ。

今回ご紹介したお酒はあれば即購入ですが季節限定でなかなか無いので、まずは安定して販売している『大倉 山廃特別純米 雄町70』こちらからお試しください。

大倉本家 山廃特別純米 70%雄町 直汲み
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【西大寺】酒商のより本店で、女将さんに選んでもらうという贅沢

今回ご紹介した2本、実は僕がひとりで選んだわけではありません。西大寺エリアの地酒専門店「酒商のより」の女将さんに「こんな感じのお酒が飲みたい」と直接相談して、選んでいただいた確かな逸品なんです。

「酒商のより」は大和西大寺駅から南へ徒歩7分ほど、青野町にあるお店。地元奈良の地酒を中心に、全国から集めた個性豊かなお酒が並ぶ、地域では知る人ぞ知る名店です。以前は近鉄奈良駅そばの三条通りにも「奈良三条店」があり、店内にバーカウンターを併設した人気店だったのですが、こちらは2020年に惜しまれつつ閉店。今は西大寺のこちらのお店に一本化されています。

日本酒って銘柄も種類も本当に多くて、何を選べばいいか迷ってしまいますよね。そんなときは、プロの女将さんに好みや気分をそのまま伝えて選んでもらうのが一番の近道。「甘めが好き」「ガツンとくるのが好き」そんなざっくりした伝え方でも、ちゃんと理想の1本を見つけてくれます。実はサロンから直線距離にしてわずか200mほど、歩いても数分の距離感。お客様も帰りに寄るほどの人気なお店です。

【五位堂】大倉本家直営の立ち飲み「エキマエノミセ」で角打ち体験

大倉本家のお酒をその場で楽しみたいなら、ぜひ訪れてほしいのが「大倉本家エキマエノミセ」。2022年2月5日、近鉄五位堂駅の南口を出てすぐの場所に、大倉本家直営のアンテナショップとしてオープンしました。

店内には常時30〜40種類ほどの「大倉」や「金鼓」、ここでしか出会えない限定酒や熟成酒がずらり。試飲もできるので、日本酒初心者でも「どれが好みか分からない」という心配は無用です。おつまみと一緒にちょい飲みできるスタイルも人気で、ハイキング帰りや仕事終わりにふらっと立ち寄る地元の方の姿もよく見かけます。営業日や時間は変更されることもあるので、訪れる前に公式のInstagramやFacebookをチェックするのがおすすめです。蔵元の情熱がそのまま伝わってくる空間、ぜひ体験してみてください。

奈良にはまだまだ美味しい日本酒がある|自分だけの1本を探そう

正直なところ、奈良県は驚くほど酒蔵の多い土地。「篠峯」「大倉」以外にも、女性に人気の「風の森」をはじめ、まだまだ魅力的な地酒がたくさん眠っています。ぜひ皆さんも、自分好みの奈良の地酒を探す旅に出てみてください。

お家でゆっくり奈良の地酒を楽しみたい方は、ちょっといい酒器を用意してみるのもおすすめです。冷酒用のガラスの酒器なら、篠峯のようなフレッシュな味わいがより一層引き立ちますよ。

千代酒造 篠峯 純米生原酒 うすにごり 720ml
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篠峯
千代酒造 篠峯 超辛 山田錦 純米無濾過生酒 720ml
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篠峯
リーデル/RIEDEL オー ヴィオニエ/シャルドネ 2個セット 414/5 (白ワイン・タンブラー) [bn]
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まとめ|奈良の地酒で、今夜はちょっと贅沢な晩酌を

清酒発祥の地・奈良には、伝統を守りながらも今の時代に寄り添う、魅力的な日本酒がたくさんあります。「篠峯」の爽やかなキレと「大倉」の力強い旨味、どちらも一度飲んだら奈良のお酒のファンになってしまうはず。

奈良のお酒を飲んで、奈良を、もっと盛り上げていきましょう。

千代酒造と大倉本家のHPは下のリンクからどうぞ

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PERCHA 孝

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