【正直レビュー】iPad Pro 11インチはパソコン代わりになる?パソコン併用の僕が「向き・不向き」を本音で語る

こんにちは!奈良西大寺でのんびり美容師やっている孝です。

2025年に、7年ぶりにiPad Proを買い替えました。11インチのモデルです。前に買ったiPad ProのバッテリーとOSサポートが終わったからです。

最近ブログのリライトを始めてから、「iPad Proを使って家でもブログ編集や仕事ができたらいいな」と思うようになってきました。7年越しに買ったiPad Proなので「iMacがない場所で」サブ機としての役割ができると思っていたんです。実際にしばらく使ってみて出た僕の結論は、こうです。

iPad Proは、使い方によっては本当に素晴らしい仕事をする。でも僕がやりたかったブログ執筆やパソコン作業には、正直向いていない。

大事なのは「iPad Proが良いか悪いか」ではなく、「どんな作業に向いているか」です。この記事では、パソコンも使っている僕が、それと比べながら、iPad Proの向き・不向きを正直にお話しします。「買ってからこんなはずじゃなかった」を防ぐ参考になれば嬉しいです。

僕がiPad Proを使っている環境

iMacでPERCHAのホームページを表示している様子

まず、僕がどういう人間で、どんな環境でパソコンを使ってきたかをお伝えしておきます。レビューの参考になると思うので。

僕は美容室をやっていて、HPにブログ、経理や確定申告などの事務仕事も全部自分でこなしています。だから毎日のようにパソコンを使っていて、これまでいろんな機種を使ってきました。

  • メインのパソコンは iMac(購入して約8年。今もサロンの仕事や管理に現役で活躍中)
  • Surface(確定申告のために7年前の購入したノートパソコン)
  • MacBook Pro(2013年購入で下の写真は買った頃。さすがに古く、今はほとんど動かしていません)
  • そこに iPad Pro 11インチ(2025年に7年ぶり買い替え)
MacBook Pro15インチでフォトショップで作業している様子

つまり「iPadしか持っていない人」ではなく、「実務でパソコンを使い込んできた人間が、iPad Proをどう使えるか試してみた」という視点です。だからこそ「パソコンと比べてどうか」を正直に言えると思っています。
(※Surfaceを確定申告用に選んだ経緯や、パソコンの選び方については、独立開業シリーズの「パソコン選び」の記事でくわしく書いています。記事末のブログカードから読めます)

そして今、その現役のiMacも、OSのサポートが終了してしまったため、買い替え時期がやってきています。
ここでふと思うわけです。「もしiPad Proがパソコンの代わりになるなら、新しいパソコンを買わなくても、これ1台で済むんじゃないか?」と。

まず正直な話:7年ぶりに買い替えて感じた「進化」

iPad Pro11インチをケースで立てている様子

7年ぶりの買い替えだったので、「さぞかし進化しているんだろう」と期待していました。

でも実際に使ってみて感じた変化は、「バッテリーが少し長持ちするようになった」「画面が明るくなった(気がする)」 くらい。正直、劇的な進化は体感できませんでした。

これには理由があります。僕のiPad Proの使い方が、ネットでの情報収集・雑誌・映画・音楽といった「そこまで性能を必要としない使い方」だからです。中身のチップはものすごく進化しているはずなのに、その性能を使い切る場面が僕にはなかった、というだけの話です。まあ画面が明るいという理由でiPad Proに決めた人なので(笑)

裏を返せば、イラストや動画編集みたいに性能を使う人なら、この進化はちゃんと体感できるはず。ここも「使い方次第」なんですよね。

そもそも、iPad Proは何のために持つのか

「進化を感じない」なんて言うと、じゃあ要らないのか、と思われそうですが、そうではありません。僕がiPad Proを手放さない理由は、ちゃんとあります。パソコンとは別の価値があるんです。

とにかく身軽で、すぐ使える

iPad Proの一番の魅力は、この身軽さだと思います。パソコンのように「開いて、起動を待って、机に向かう」必要がない。手に取って画面をつければ、もう使える。この「思い立った瞬間に使える」手軽さは、パソコンにはないものです。ソファでも、ベッドでも、外出先でも、場所を選びません。

雑誌・映画・電子書籍を「手に持って」楽しめる

寝転んで雑誌を読んだり、映画やサブスクの動画を見たり。パソコンは「開いて机に置く」前提ですが、iPadは手に持って、どこでも気軽に。画面もきれいなので、動画も雑誌も快適です。この使い方だけでも、僕は買ってよかったと思っています。

調べ物・AI活用がストレスなくできる

ちょっと調べたいこと、AIに聞きたいこと。パソコンを立ち上げるほどでもない用件を、サッと片付けられる。ネットの情報収集やAIとのやりとりは、iPadでも全く不自由しません。むしろ身軽なぶん、パソコンより気軽です。僕はサロンで音楽をかけるのにも使っています。

バッテリーが1日じゅう持つ

朝から晩まで使っても、バッテリーを気にせず使えます。充電の頻度が少なくて済むのは、持ち歩く道具として地味に大きなメリットです。

メインのパソコンを「補う」相棒として優秀

僕にとってiPad Proは、メインのパソコン(iMac)を置き換えるものではなく、iMacがない場所での”つなぎ”や”サブ”としてとても優秀です。リビングでの調べ物、外出先での軽い確認、娯楽の時間。パソコンを持ち出すほどではない場面を、ぜんぶ引き受けてくれます。

つまりiPad Proは、「パソコンの代わり」ではなく「パソコンにできない身軽な使い方」を担当する道具。ここを分かって持つと、すごく頼れる一台なんです。

さらに、ペンを使う人には「最高の相棒」になる

正直に言うと、僕自身はApple Pencilを使っていません(今のところ使う予定もありません)。でも、iPad Proの魅力を語るうえで、ペンの用途は外せないと思っています。ここはiPadが本当に輝く分野なので、公平にお伝えします。

イラスト・お絵描き

これはもう、パソコン(MacBook Airなど)には絶対に真似できないiPadの独壇場です。画面に直接ペンで描ける気持ちよさは、パソコンでは味わえません。イラストやデザインのラフを描く人にとっては、これ以上ない道具だと思います。

ペンでの書類添削・赤入れ

これは、知り合いの大学で教えている先生が、13インチのiPad Proで資料をペンで修正しているのを見て「便利だな」と思った使い方です。書類などに、ペンで直接手書きで書き込める。紙に赤ペンで添削する感覚を、そのままデジタルでできます。キーボードもマウスもいらない、iPadが一番輝く使い方のひとつです。書類のやり取りや添削が多い人には、かなり便利だと思います。

(ちなみにその先生は13インチを使っていました。ペンで資料を広く見ながら書き込むなら、僕の11インチより大きい画面の方が向いているのかもしれません)

こういうペンが主役の作業なら、iPad Proは最高の選択肢。この場合、キーボードは「ペン作業のついでに文字を打つ補助」として、あると便利という位置づけになります。

一方で、僕のメイン用途「パソコン作業」には向かなかった

ここからが本音の部分です。僕がiPad Proで一番やりたかったのは、出先や家でブログの執筆やリライト、それに事務作業でした。でも、これがうまくいきませんでした。

  • キーボードがないので、長文のリライトがやりにくい
  • 文章のコピペや改行がしにくく、場合によってはうまくできない。パソコンなら一瞬の操作が、iPadだともたつく
  • WordPressの管理画面を開くと、画面の幅が足りず、見えない項目が出てきて作業が進まない
  • 複数の画面を並べる自由度が低い

「これ、僕の使い方が下手なだけ? それともタブレットの限界?」と気になって、使いこなしている人の情報も調べてみました。すると、その両方が混ざっていることが分かりました。

複数の画面を並べる機能は、実はキーボードとトラックパッド(またはマウス)を繋がないと使えない仕組みになっています。コピペも改行も同じ。つまり、キーボードなしの素のiPad Proは、意図的に「簡易モード」に制限されています。

一方で、WordPress管理画面の幅が足りない問題は、11インチという画面サイズそのものの限界。これはキーボードを繋いでも幅は広がりません(画面のデスクトップ表示への切り替えで多少はマシになりますが、根本的には画面が小さいのです)。

一般的な「オフィス書類仕事」でも同じ壁がある

これは僕のブログだけの話じゃありません。会社の企画書やExcel、パワポといった、多くの人がやる書類仕事でも、同じ壁があります。調べてみて分かったことをまとめます。

※以下は2026年時点の情報です。Officeアプリの仕様は変わることがあるので、実際の利用前には最新の公式情報もご確認ください。

Word(企画書・報告書)

下書きや誤字修正くらいならiPadでもできます。でも、見出し・脚注・体裁の調整まで含めて一から作り込むならパソコンが向いています。外付けキーボードを足しても、画面の狭さとファイルの行き来で結局時間がかかってしまいます。

Excel(表計算)※ここが一番差が出る

数値の確認や軽い修正ならiPadでも足ります。でも、関数・ピボットテーブル・CSV・複数ブックの比較といった本格的な作業はパソコン向き。

そして注意したいのが、iPadで本格的にOfficeを使うにはMicrosoft 365(有料サブスク)が必要なこと。しかも365を契約しても、iPadアプリ版やブラウザ版では、マクロやピボットテーブルの詳細編集などが使えません。マクロを業務で使う人には、これは致命的です。「サブスク料金を払えばパソコンと同じことができる」わけではない、という点は誤解しやすいので要注意です。

PowerPoint(プレゼン・企画書スライド)

基本的なスライド作成やプレゼン表示はできます。でも細かいレイアウト調整には制限があり、さらにiPad版には互換性チェック機能がないため、パソコンで開くとレイアウトが崩れるリスクがあります。作り込んだ資料ほど、この崩れは困ります。

会社で使うなら、ルールの確認も必要

個人端末の業務利用が認められているか、OneDriveが使えるか、社内システムがiPadに対応しているか。会社で使うなら、こうした点の事前確認も欠かせません。

キーボードを本気で検討した結果

「じゃあキーボードを買えばいいのでは?」——僕もそう思って、真剣に検討しiPad Pro用のキーボードを探して色々調べました。その結果をそのままお伝えします。

  • サードパーティ製(エレコムなど、1万円台):反応がいまいち、キー配列が違うといった評判が気になった
  • Logicool Combo Touch(約3.6万円):評判は良い。でも「この値段を出す?」と迷う
  • Apple純正 Magic Keyboard(約5万円):キーボードを取り外せて、ペンでの書類添削とも両立できる。確かに良い。でも5万円……

ここで僕は立ち止まりました。キーボードに5万円出すなら、自分の仕事(パソコン作業)を考えたら、iPad Proと同じくらいの価格でキーボードとトラックパッドがついているMacBook Airを買った方がいいんじゃないか? と。

実際、キーボードを付けてパソコン作業をやり込んだ人ほど、最終的に「それならノートパソコンでよかった」という結論にたどり着いているという声も多く見かけました。僕が買う前に感じた違和感は、経験者の人たちの答えと一致していたわけです。

それに、いざパソコンのように使おうとすると、キーボードだけでは足りません。細かい操作にはマウス(Magic Mouse)もほしくなります。実際に試すと、キーボード付属のトラックパッドより、マウスの方が細かいところに手が届いて使い勝手が良いと感じました。これは以前MacBook Proを使っていた頃から感じていたことで、僕にはトラックパッドよりマウスの方が合っているようです。

ただ——そうやってキーボードを足し、マウスを足し……とやっていくほど、「これならもうパソコンでいいのでは?」という気持ちが強くなっていくんです。

そもそもMacBookならキーボードもトラックパッドも、iMacなら大きな画面が最初から付いています。WordPressの管理画面も普通に表示され、コピペも改行も一瞬、複数の画面も自由に並べられる。僕がiPad Proで苦労して回避策を探していた不便が、MacBookやiMacには最初から存在しないんです。

結論:仕事にはペンとキーボードが必要。問題は「その範囲がどこまでか」

長くなったので、僕の結論をまとめます。

iPad Proを実際に使って思ったのは、仕事に使うにはペンとキーボードが必要だということ。ただし——その仕事の範囲がどこまでかによる、というのが本当のところです。

  • ペンが主役の仕事(イラスト、書類の手書き添削)→ iPad Proが最高。キーボードはその補助として good
  • 手に持って使う用途(雑誌・映画・情報収集・調べ物)→ iPad Proが便利。そもそもキーボードもいらない
  • キーボードが主役のパソコン作業(ブログ執筆、企画書、Excel、パワポの作り込み)→ ここはパソコンに敵わない。iPadに何十万と、キーボードに何万も足すくらいなら、MacBookやiMacを買って作業したほうが快適。

ペン作業や、身軽な閲覧・情報収集が中心の人には、iPadはこれ以上ない相棒になります。ただ、僕のようにiMacと同じようにパソコン作業をしたい人にはiPadは向いていなかった、というだけの話です。

iPad ProとMacBookやiMacは、そもそも競い合うものじゃなくて、役割が違う。この線引きを分かった上で選べば、「買ってから後悔」はぐっと減ると思います。

もし、外出先や家でもパソコン作業(ブログ、書類、資料作成)をしっかりやりたいという人がいたら、iPad Proにキーボードやマウスを買い足すより、最初からMacBook AirやMacBook Proのような持ち運びが便利なノートパソコンを選ぶ方がスムーズだと思います。

今年、OSのサポートが終了したiMacの買い替えをしなければいけません。この考察を踏まえてiPad Proで作業するのではなく、MacBook Airを買う予定です。(なぜデスクトップのiMacではなくMacBook Airなのか、というくわしい話は、実際に買い替えたときにまたブログに書きますね)。

iPad Proは、これからも「手に持って気軽に使う」相棒として活躍してもらうつもりです。

あわせて読みたい

▼ iPad ProとiPad Air、どちらを選ぶかで迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。

▼ パソコン選びそのものについては、独立開業シリーズでくわしく書いています。確定申告用にSurfaceを選んだ話も、こちらに。

PERCHA 孝

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